「自分の気持ちに嘘つこうとしていたので『そういうことはいらないよ』って。僕は彼の強さは、その負けん気の強さだったり、向上心だったり、勢いだと思っているので。もちろんそれだけでは勝てないかもしれないけど、そこが今の一番の武器。そこは大事に、大事に」(羽生)

 世界選手権銀メダリストとなった鍵山は、「あの言葉をかけられた以降から、自分のネガティブな気持ちっていうのが一切なくなって」と振り返っている。

「自分が本当に上を目指しているという気持ちをすごく大事だと思ったので、その気持ちを一番大切にして、この舞台を目指してきました」