「オータニを逮捕しろ」「通訳はスケープゴートだ」

「オータニが100%賭博していたんだろう。通訳は代わりに罪を被っているんだ」


「オータニが賭博をして、彼の友人であり通訳でもある一平をスケープゴートにしているんだろう。オータニが何も知らないわけがない」


「通訳はまさにスケープゴートだ」


「イッペイは、スキャンダルからオータニを救っているんだ」


「最大のスキャンダルは賭博をしていたことではなく、オータニが保身のためにイッペイを犠牲にしている可能性があるということよ」


 さらには「オータニを逮捕しろ」という心ない声まである。


 様々な疑念や憶測が広がる中、詰まるところ、大谷選手に対する見方はこの一言に集約されるかもしれない。それは、「イッペイのスキャンダルは、オータニを良くは見えなくした」という声だ。大谷選手の片腕と言えた水原氏のスキャンダルは、確実に、大谷選手のイメージダウンに繋がったのではないか。


 その大谷選手は沈黙を守ったままだ。そんな沈黙も、さらなる疑念や憶測の広がりに拍車をかけることが懸念される。


 今後、捜査機関による捜査とともに、新事実が出てくる可能性もある。沈黙を守っているMLBやドジャース、そして、大谷選手は、果たして透明性を持った対応をするのだろうか? それとも、人の噂も七十五日、水原氏のスキャンダルがたち消えるのをただ待ち続けるのだろうか?