■マリニン「ユヅが憧れの選手だった」
4アクセルの練習を始めたのは、羽生結弦の北京オリンピックでの挑戦に刺激を受けたためなのだろうか。

「もちろん、ユヅには大きなインスピレーションを与えてもらいました」とマリニン。
「4アクセルに挑戦した選手は、これまでもアルトゥール・ディミトリエフなど何人かいました。
でもユヅほど成功に近づいた選手はいなかった。
ぼくは彼が世界で初めて成功させた選手になったら良いなと思って、応援していたんです」

もともとマリニンにとって、羽生は憧れの選手だったのだという。

「子供の頃から、ユヅのようなスケーターになりたいと思ってお手本にしていました。
一番好きだったプログラムは『SEIMEI』で、ノービスの時にそっくりの衣装を作ってもらって滑ったこともあるんですよ」と告白した。

「どこかのインタビューでユヅが、ぼくが試合で4アクセルを成功できるかも、意思が強いから、と言ってくれたと聞いて光栄に思いました」