ファンの中にも首をかしげる者が出るほどの痛烈なメディア批判。念頭にあるのは、元妻の末延麻裕子(すえのぶまゆこ)さん(36)の近況と再出発への決意を初めて伝えた「週刊新潮」や、彼女の近しい人物からの痛烈な批判インタビューを掲載した「週刊文春」あたりだろうか。

 それらのメディア批判を偽らざる本音として発信した羽生は、礼賛記事しか掲載されないように自らの王国を築いてきた自負があるのだろう。

「週刊新潮」1月4・11日号で報じたように、現役時代から羽生を支えてきた母や姉らは「チーム羽生」としてメディア対応にあたってきた。たとえばスポーツ紙の取材で意に沿わないものがあれば、競技に関係ないとしてはねつける。

 メディア側も需要の高い羽生にインタビューなどの取材ができなくなることを恐れて、いつしか「チーム羽生」を忖度する空気が生まれていたという。