RMは「僕が音楽を始めて、BTSになったのは、世界に何かを話したくて、何か意味を込めたくて。
でも『ON』(『MAP OF THE SOUL:7』のタイトル曲)の次からはどうすればいいかわからなくて。
コロナ禍になって『Dynamite』『Butter』『Permission to Dance』『Life Goes On』をやりながら、確実にチームが変わったと思った。
認めなきゃいけないし」と、コロナ禍にリリースした楽曲で成功を収めつつも、複雑な心境にならざるを得なかったことを告白。

「『ON』『Dynamite』までは手の上にある感じがしてたけど、『Butter』や『Permission to Dance』をやって、
もう僕らがどんなチームなのかよく分からないんだ」と打ち明けた。

RMはBTSのほとんどの曲の制作に携わり、深いメッセージを投げかける楽曲を多数生み出したことでも知られている。
しかし「僕はいつも歌詞をメインに書くのもそうだし、どんな話をして、どんなメッセージを投げかけるかが大切で、
それが僕が生きていく意味なのに、正直そういうのがなくなったような感じ。
だから何の話をすればいいのか分からない」と現在の状況を吐露する。

さらに「でも問題は、K-POPというのもそうだし、とにかくアイドルというシステム自体が、人を成熟させない気がする。
ずっと何かを撮影しなきゃいけないし、ずっと何かをしないといけないから、ヘアメイクをしたり、色々してたら成長する時間がない」と、
アイドル生活を継続しなければならないことへのジレンマも。
「僕がたくさんのことを考えて、1人だけの時間を過ごして、それらを熟成させて、自分のもととしてアウトプットしなきゃいけないのに。
昔はこういうことを並行できたけど、物理的なスケジュールをこなしながら、僕が成熟できないんです」と言葉にした。