木はもう死ぬのに
何も話さずただ
黙々とパズルを組み立てていた。
わたくしが手伝いましょうか?と問うても、
おおきな声を張り上げてみても
なぜか黙々と組み立てているパズルを3ピースくらい崩したり
また組み立てたりということを真剣に繰り返していた。
30分くらいそんな事を わたくしは見ていたが。
ふと 当然「たすけて」とキリキリ音をたてながら声をたてた。
わたくしは少しの間苦しんでいるのを見ていたが
ふと ああ・・手伝えばいいのだな・・・と思い
手伝わさせていただいた。・・・
・・・

結局 木はその日死ななかった