遊牧民族は墓を作る習慣がなかった
人里離れた地に穴を掘って棺を入れて、子山羊(子羊とも)を殺して一緒に埋葬し、墓石や墓碑の類いは一切置かなかった
墓参りに行く際は、子山羊の親山羊を連れて行き、親山羊が悲しげに鳴いたら、そこで祈りを捧げる
親山羊が死んだらどこに埋葬したか分からなくなるので、もう墓参りはおしまいとなる