宮崎市定
とりあえず
宮崎市定
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著作リスト
『東洋に於ける素朴主義の民族と文明主義の社会(支那歴史地理叢書4)』(冨山房、1940年)
『日出づる国と日暮るる処』(星野書店、1943年)
『五代宋初の通貨問題』(星野書店、1943年)
『アジヤ史概説 正編』(人文書林、1947年)
『アジヤ史概説 続編』(人文書林、1948年)
『雍正帝』(岩波新書、1950年)、(中公文庫、1996年) - 「雍正硃批諭旨解題」を収める。
『遊心譜』(中央公論社、1953年)(中公文庫、2001年) - 随筆集
『科挙』(中公新書、1963年)
『隋の煬帝』(人物往来社、1965年)(中公文庫、2003年)
『中国文明の歴史9清帝国の繁栄』(中公文庫、2000年) - 『東洋の歴史9清帝国の繁栄』(人物往来社、1967年)の文庫化。
『中国文明の歴史11中国のめざめ』(中公文庫、2000年) - 『東洋の歴史11中国のめざめ』(人物往来社、1967年)の文庫化。
『大唐帝国』(中公文庫、1988年)- 『世界の歴史7大唐帝国』(河出書房新社、1968年)の文庫化。中国史上景気循環概念図を提示する。
『水滸伝』(中公新書、1972年)(中公文庫、1993年) - 歴史上、宋江は二人いたという新説をたてた。
『九品官人法の研究』(同朋舎、1977年)
『論語の新研究』(岩波書店、1983年)
『中国に学ぶ』(中公文庫、1986年)
『宮崎市定全集』全24巻・別巻1巻(岩波書店、1991年-1994年)
『東洋的近世』(中公文庫、1999年)
『東洋的古代』(中公文庫、2000年) 俺の中での宮崎市定著作ランキング
第1位 『大唐帝国』 魏晋南北朝史のとっかかりに超最適。
第2位 『鹿洲公案』 御大は小説家としての才能もあったと思う。
第3位 『謎の七支刀』 銘文が復元されていく過程は圧巻。
第4位 『科挙』
第5位 『雍正帝』
第6位 『水滸伝』
第7位 『隋の煬帝』
ていうか、岩波は全集を文庫化しろYO!
中公も、絶版になってるのを復刊しろYO! おれなんか復刊とか待ちきれずに今年全集まとめ買いしちゃったよ
まだちょろっとしか読めてないが初期の論文とか随筆も面白いんだよなぁ
説が古くなろうがなんだろうが面白いもんは面白い >>6
東大のマルクス系学者と熾烈な論戦を繰り広げた
この保守派中の保守派を極左呼ばわりとは……。
御大の著書を一冊も読まずに、西尾幹二あたりの
書き散らしを引き写してるのがモロバレだぜ……!
(西尾も、御大を左翼扱いするとは気が狂ってたのか。
あいつにとっちゃ中国学関係は全部左翼扱いなのか?) いま『アジア史概説』を読んでる。
高校じゃ日本史のみの理系だったオイラでも読みやすいし、西アジアやインドまで言及してくれてるのが嬉しい。
所々、ソビエト批判があるのも時代を感じさせてくれるね。
こういったスケールの大きい視点で歴史を語れる学者は、もう出てこないのかな。 >>8
むしろ、当時御大が書いた著作を今読むとなると、
過剰な左翼フォビアっぷりが鼻についてどうにも辛い。 戦前はサヨは危険思想だったし、戦後の「マルクスマンセー」
「唯物史観以外は科学的思考にあらず」みたいな流れがマジで嫌だったんじゃね? 学者なのに文章がメチャクチャ面白い。
「科挙」とか最高だよ。 学生運動に関しては右翼左翼の話じゃなくて
実力行使という方法論を嫌ってたんだろうけどな
唯物史観嫌いはガチだろうが
実証の伴わない観念論的な歴史が嫌だったんだろう >>12
『鹿洲公案』の序章とか、異常な程の面白さ。創作とは思えん。
学者としてもエンタティナーとしても超一流って、恐ろしいなオイ。 文化勲章をもらえなかったのはヒトラーと握手したからとか
いう話を聞いたけど本当? 「大唐帝国」を今読んでいるが、噂に違わぬ面白さだね。
夢中でページをめくってしまう。
宮崎氏は書き手としても大変な力量だったという事がよくわかる。 宮崎市定と並ぶ日本の代表的な東洋史学者は
白鳥庫吉
内藤湖南
西嶋定生
仁井田陞
クラスが続いてると思うが白鳥と内藤はもちろん別格で。
宮崎の師といえばシナ学の桑原隲蔵と東洋史の内藤湖南だな >>19
宮崎さんは内藤湖南から強い影響を受けている。時代区分論争、世界史の基本法則で宮崎さんは
一貫して宋代近世説を唱えてきた。
これは内藤湖南の「概括的唐宋時代観」がもとで、さらにもとには清朝の考証学者、政治家、思想家の
梁啓兆の「中国専制国家進化史論」がある。 宮崎博士の著書ベスト3
1.『大唐帝国』
2.『東洋的近世』
3.『雍正帝』 『東洋に於ける素朴主義の民族と文明主義の社会』『中国史』なんかの
通史モノもいいぞ
『中国史』を増刷しない岩波はダメだ つーか学士院賞とった「九品官人法の研究」がでてこないのが解せない。
「科挙」と「九品官人法の研究」と「水滸伝」がお気に入りだ。
誰かが宋江2人説の批判してたけど
あの問題どうなったんだろう >>25
俺のかすかな記憶だけど、宋江は二人いるというのは
史料的にも十分に実証的だったと思う。
「水滸伝」は宋代の官制が分かって便利だった。 >>24
『九品官人法の研究』は一般書に比べるとやっぱりちょっと硬いからね。
あと現在はあんまり出回ってないし。 中公新書でいうと『科挙』『水滸伝』が表の東洋史、
三田村先生の『宦官』が裏の東洋史みたいな感じで面白い 隋の煬帝を読んだけど、あまり詳しくない時代だったのにサクサク読めて面白い
もっと読みたくなったよ