「宣帝紀」のなかで司馬懿は、諸葛亮についてコメントする。弟の司馬孚に言ったことには、

「志大而不見機、多謀而少決、好兵而無權」

意訳すると、

「志はデカいが、チャンスを見逃す。あれこれ頭で考えるが、行動に移せない。たびたび出兵はしてくるが、一本調子だ」

と。酷評だが、陳寿の意見とも一致するから、あながち無視できない。