【隋唐演義】 田中芳樹 【徳間書店】
弟子のような小前も、かなりあやしいけど…
読んだ話で、そこまで鼻にかかったことがないのだわ。
うん? と思ってスルーしたのは多々あれど。
>>96 例えば、どのタイトル? 自分が気づいてなくて飛ばしている可能性が大きい…
「宛城の少女」なんかがそうじゃないですか?
劉淵・劉聡・石勒が「異民族の族長」扱いされてたり、劉聡がやってもいない
残虐行為をやったことにされたり。懐帝の首に犬のように鎖をかけたり
残飯とか食べさせた…というエピソードは、自分の知る限り「晋書」には
記載されてないです。
鎖とか残飯というのは、石虎が石宣殺害に絡んでやらかした話だったかと。
しかし劉聡、「おれたちを個人とさげすんだ漢人どもに〜」なんて言わされて
ますが、実際には晋朝の名士たちと交流を持った教養人でもあるわけで。
侯景の描写を読んだあとだと、ずいぶん見方が一方的になったなあと感じるの
ですよ。
しかし「宛城の少女」、杜曾のことで色々と間違っておりますな。
杜曾の叛乱は、叛乱というよりも「八王の乱」で分裂した司馬氏の勢力が、
江南方面で相撃った結果の出来事なわけで、杜曾が乱を望んでいたのでは
ないです。
それに、杜曾の戦死は荀灌に敗れて五ヶ月ほど後の話であって、数日後に
惨めな最期を遂げたのではありません。
しかし一番みじめな扱いなのは、ちょい役の周訪かなあ。
杜曾の乱を鎮定するのに一番功績のあった人なのに。「中興名将」と伝に
特記されてる人が、ただの引き立て役とは…。 >>98 サンクス。そういう具体的な説明はありがたいね。
そういえば、「宛城の少女」は田中歴史小説の一番初めに読んだ。それ以来、あんまり読んでないけど。
南匈奴劉氏の、「千里駒」劉曜がお気に入りなんだが、そういう描写だったんだ…(あとで確認)
しかし、五胡初期であれば、そういう見方もありかと。
南北朝や隋唐になると、そういう描写は滑稽でしかないけど(そういう滑稽を、中華正統をと言い募る士大夫連中は平気でやってのけるが)。
>>杜曾のことで色々と
う〜ん。 これは見解がわかれるか…
小説を面白くするためには、いくらかの大法螺や改変(捏造とは言わない。これは歴史教科書ではないから)は必要だと思いますよ。
ご贔屓の人物が対象外だったからといって、非難には値しませんし。
小説単体では、そう捨てたものではないと思いますが、問題はソレを「事実だ、お前ら開眼せよ」と言ってると感じるところなわけでしょ? >>82
漫画家なんてそんなもんですよ。
おっと失礼、田中はティーン小説家でしたなwww >>100
ガイエは人形劇三国志を
『解釈というレベルではなく、節度をこえた悪質な捏造である』
と書いていますな。
誰か
「まあまあ、これは人形劇で歴史教科書ではないから」
とさとしてやってくれませんかねw
人形劇を面白くするためには、いくらかの大法螺や改変(捏造とは言わない。これは歴史教科書ではないから)は必要だと思うからw。 >>102 誰もそれを言わないのか!?
それはそれで問題ありだな。 ヨッシーが増長するのもムリはない。
なんせ、叩く一方で諭す人間がいないから、反発しかしない。
まるで三国志正史厨のようだ。
そして他人の言葉を借りて、自分の言葉で語らない>>102は嫌味ったらしい性格でなければ思考停止厨。 そうでもないよ。 お前にアンチなだけ。
別に田中もマンセーはしてない。 必要以上に貶めたりもしないがな。 アンチ田中みたいな作家が出てきて欲しいな
いろいろと面白そう 田中芳樹を批判しているようなヤツラが作家になって、自分の言が正しいことを証明すればいいんだよ。
田中より売れれば証明できたことになるだろうし。
ここやアンチスレでグダグダ言ってないで行動で示せ。
でなければただの負け犬。 でもぉ、田中芳樹ってハゲてるしぃ、
ただのキモイおっさんじゃーんって感じぃ〜みたいな〜 だからキモくないお前らが、より面白く時代考証がしっかりしていて、ミスや勘違いのない完成度が高い歴史小説を書いて、それが田中より売れて追い落とせばすむ話だ。
批判しまくっている以上、田中よりは知識が豊富なはずだしね。
そういうレベルの高い歴史小説を、切に望む。
今は田中くらいしかないから、我慢しているが。 この板の有識者の皆さんの力を結集して『中国武将列伝』の改訂とかやってくれないかなあ
あの本マイナーな時代に目を向けさせるっていう意味では貴重なんだけど
色々と誤りが多いらしいんだよなあ。
百選のチョイスもなんでこいつ入れててあいつは入れないんだよみたいなのも結構ありそうだし。 >>113 五代時代のみなら参加してもいいな。
後周の世祖を改めてやりますよ(たぶん誤植だろうけど)。 俺は中国史への入り口を開いてくれたのが武将列伝だったから思い入れはあるけどね
「こんな名将いるのか」とか中国史全体に興味を持たせてくれた作品だった
今、読み返すとガイエの贔屓武将百選みたいにかんじるけどな
まあ、誰が百人選んでもそれぞれ若干の差はあるだろうし、もう少し生暖かい目でみてやろうぜ >>110
>田中芳樹を批判しているようなヤツラが作家になって、自分の言が正しいことを証明すればいいんだよ。
お前は狂っている・・・ >>116 >>113の企画に参加して高邁な知識で田中を蹴落とそうよ。
内容のないレス返すより、そのほうが建設的だろ? ID:yFtJHxp20はすごい気違いだな
そうとしかいいようがない
前に『田中の本が気に入らないなら読まなければいい』という暴論があったが
こいつはそれよりひどい
110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/12(日) 01:58:44 ID:yFtJHxp20
田中芳樹を批判しているようなヤツラが作家になって、自分の言が正しいことを証明すればいいんだよ。
田中より売れれば証明できたことになるだろうし。
ここやアンチスレでグダグダ言ってないで行動で示せ。
でなければただの負け犬。
自分が暴論吐いているとは、露ほども思わないんだな。
たいした想像力です。
アンチが個人を匿名掲示板などで攻撃する、品性の方が問題だと思うけどな。
>>『田中の本が気に入らないなら読まなければいい』
これもおれの発言だが、それは言い過ぎたとして、田中本人のいないここで田中個人やその作品を揶揄中傷するのは、暴言とは言わんのか?
揶揄や中傷したいなら、本人を目の前にしてやってくれ。
そして田中より完成度の高い作品を世に出して、それが一般受けすれば、自然に田中などの粗悪な作家は淘汰されるだろ。
はれてお前らの天下じゃないか。
自分の知識をひけらかしたいだけなら、田中と同類。 それとも、同属嫌悪というやつですか?
>>120
人格に対する攻撃はともかく、作品に対する批判は別に当然のことだと思う。
もちろん、作品の内容とかけはなれた事で攻撃すれば中傷ともなるだろうが。
別に批判というのは本人を前にしなくてもかまわない。本人の前以外では言って
はいけないという方が、発言の自由を阻害している。
それから、作品を批判する資格として「その作品以上の作を作る能力がなければ
批判してはいけない」なんてない。
君には「卵は産めなくても卵のよしあしは判る」という言葉を贈ろう。 >>120
さらに香ばしくなってまいりましたw
ID:yFtJHxp20の主張
>『田中の本が気に入らないなら読まなければいい』
>『田中を批判しているようなヤツラが作家になって、自分の言が正しいことを証明すればいいんだよ』
ひょっとしたらID:yFtJHxp20は、自分は正しいことを主張している、とさえ思ってるのかもしれない。
>>120
文章を書くことと読むことを一緒にすんなよwww
あくまで皆は読者として批判してるんだろ
この新板は香ばしいやつが多いなww
日文版《岳飞传》部分插图(转)-----颇有中华神韵
http://post.baidu.com/f?kz=141544291
絶対に腐女子の間で話題になるぞ。↑ なんか読む気しないけど、なにやら香ばしい方がいらっしゃるようで
いまどき珍しく熱いハートを持っているんだよ
ただ空周りしてるだけなんだ、みんなわかってあげて
でも、犯罪や自殺はしないでね、yFtJHxp20ちゃん >>121 その批判の内容が、個人の容姿などの中傷に取って代わられてるのも問題だ。
ただ田中というだけで嫌うのは、たしかに個人の自由だし、思想において相容れないことがあるのも、思想の自由の範疇だ。
だからといって、自分と同じ考えでないことで中共マンセー非国民とか短絡的に決め付けたり、小説においては歴史的事実とされるものの勘違いなどの、揚げ足をとって田中はバカだとばかりいないで、そのミスなり勘違いを指摘してみろと言うんだ。
しないやつが嫌いなだけ。
してきた人に噛み付いたことはない。
それに理知的に田中のミスを指摘するような人は、ちゃんと自分の言葉で語る。
ここで煽りいれてるやつは、どこかに録音機でももっていて、他人の受け売りを話しているにすぎない。 >>126
ID:yFtJHxp20よ、お前すごい被害妄想だな。
ID:yFtJHxp20は気づいているだろうか、
『中共マンセー』だの『非国民』だのという単語を使ったのは、
このスレでID:yFtJHxp20よ、お前だけだということに。
誰もそんなことを言って田中を批判してないのに・・・
ID:yFtJHxp20の頭の中では脳内で誰かと戦っているのだろうか?
>>127 ああ、そうみたいだな。 このスレにはそういうこと書いたヤツは他にはいなかった。
そこはこっちの間違い。 訂正するよ。
あとのところはどうだ? お前さんはアンチではないようだけど、田中嫌いな人か? 田中芳樹の文章は華麗で、三島由紀夫を彷彿とさせるものがあるよな >>113-115
この板で、中国の武将百選を決めようスレ、みたいなの立てたら面白そう。
どうせ各人の贔屓があるから、決まらないだろうけど、
これを入れるべきだ、あれは入れるべきでないと、わいわいがやがややってたら楽しいスレになりそう。 ガイエは支那共産党マンセーではない。漢民族マンセーなんだ。
漢民族に刃向かうものは、日本でもベトナムでも朝鮮でもアメリカでも許せないんだ。
ガイエは左翼ではない。支那の右翼なんだ。 中国武将を称えて「漢民族は基本的に外国とされた領域は侵略しない」といいつつ
思いっきりインドシナ半島侵略した武将も名将に入れてるぐらいだしなw >>130
そういうスレもいいな。 昨日はいろいろと喚いてはみたものの、本質的にそういう企画は好きだ。
どういう武将が、どういう評価のされかたでピックアップされるのか、非常に興味深い。
嫌みったらしく言えば、田中ヨッシを批判する人らには、穴のない完璧な評価文を添えてもらえると、マンセーどもも口をつむぐはずだし、その識見は一読する価値があるはず。
全時代をカバーできるほど精通してないので、自分は限られた時代でしか参加はできないけど。
ガイエは銀河英雄伝説を描いている時は神作家だったんだがなあ
あのガイエがあの創竜伝の作者だとは認めたくないものだ 比喩の巧みさとか、表現の多彩さは流石だと今でも思う
なんで作品に仮託して社会批判や他人の悪口言うようになっちゃったんだろうねぇ?
それと極端な遅筆さえなければ…… 創竜伝後半と薬師寺涼子シリーズは酷すぎる>社会批判
おまけにキャラも創竜伝に出てくる中国史実キャラは力入ってるけど、
薬師寺とかの実在のモデルのいるキャラやオリキャラは軽薄すぎて泣けてくる
最近はこの程度の作品なら遅筆でも構わないとすら思い始めてるよ ガイエは子供のころ運動オンチだったんだろうね。
人並みはずれた身体能力に対する憧れ、美形賛美、そして体育会系に対する憎悪が
すべてを物語っている。
基本的に子供のころ運動オンチだと、左翼思想にかぶれ易いのだ。 そこが気になる>>138も、同様だと自分で雄弁に証明している事実。
そんなに美形が嫌いかね? いや?イケメンは同性から見ても美しいよ。
しかしスタイルが悪くてブサメンのガイエの美形賛美はなぜか辛くて悲しいものがある。
陳ケイシのマンセーぶりがまるで銀英伝のヤンマンセーのように感じたのは気のせいか? 「紅塵」はなんであんなに構成がクソだったんだろう…
取り留めの無さはまるでごった煮だ。
この人の書く歴史小説は小説以前、エピソードの紹介・羅列に終始してるものが少なからずあるなあ。
いくつかの短編は面白かったし、歴史小説以外は割と好きなんだが…。 >>142
同意
短編はそこそこ面白いのに長編はぐだぐだでつまらんよな
後、キャラクターに個性が薄くいしな つーかさ、田中の歴史小説ってテンプレ化してるじゃん。
・主人公は若者(「若き名将」「不敗の名将」を兼ねると最高ですね!)
・文官はほとんどキャラクターとして登場しない。
・敵が異民族の場合、中華の文化水準がいかに高いかを力説。
・それに関連して、唐突に日本を貶める文章が挿入される。
・武勇に優れた人物が出てくるとき、深みのある好漢かただのバカかの両極端
…他に何がある? 出してみてくれると有難い。 作家のワンパターン構成はよくあることじゃないの?
塚本のはどうよ。
あの劉秀でさえ、豪快な言葉をお発しになられますが。 >>147
ラインハルト帝でなくて新領土都督のほうですか・・・? >>148
塚本の光武帝読んで驚いた。かつてこんなにつまらない歴史小説があっただろ
うか。 >>145
>・文官はほとんどキャラクターとして登場しない。
「カイショウ」では文天祥と陸秀夫、あと陳宜中を書いてるよ。 楊文里は架空のすごい人。
陳慶之は史書に伝のあるすごい人。
この二人はキャラクターもたしかに似ている。
でも、陳慶之はヤンほど哲学者でもない。 かぶって見えるのは田中作品だからだろう。 ヤンが死んだとき
不覚にも泣いてしまった
私にもそんな過去がありました
ラインハルトが死んだ時はフーンだったけど 田中信者だったときもあったな、あんときはオレも若かった(遠い目)
大学入ってから、自分の愚かさに気が付いた。
ときに、この人ってまだ執筆活動続けているの?ご苦労なこって。
でも、銀英伝は面白かった。
時々銀英伝関連のレスをみると、嬉しくなるわ。 >>151
「海嘯」の登場人物、大多数は武官なわけだが。
たったの三人だけ挙げて「違う」と言えるとは・・・・。 >>156
上げられた三人は「海嘯」でも結構重要なキャラとして描かれているが?
文天祥は枢密使だから武官でもあるんじゃないの?
あとの二人も武官職兼任してた時期があるから、そんな区別はあまり意味がなさげ あと、タイトル忘れたが韓世忠の息子が主役の小説でも秦カイを書いてるし、
純粋な歴史小説じゃないけど創竜伝でも趙普とか取り上げてるし、文官もそれなりに書いてると思う
少なくとも「文官がキャラとして登場してない」と言われるほど文官を書いてないとは思えないな
田中芳樹は、支那の人肉食いの風習を必死になって隠蔽しようとしているな。 風習って。
別に日常的に好んで食ってたわけじゃなかろうに。
金庸作品でも人肉饅頭(だっけ?)もたまに出てくるようだが。 一応、人肉を食うのはよくないという道徳観は中国でもあったようだよ。
人としてやってはいけないことというような。
それでも、水滸伝や金庸の武侠小説なんかでも普通に出てきたりするし、
実際の歴史上でも人肉を食うことは結構あったようだし、
他の文化圏に比べると垣根が低かったようだね。 三国志「演義」で「わざわざ創作された」くらいだから、「立派な人物に対して人肉を喰わせる」のは良くないことと思われてなかったのじゃないのかな?
古代だと、例えば介子推が自分のもも切り取って後の晋文公にあたえたことが美談。
あと、斉の桓公も人肉がくいたいとかいってるが批難されていない。管仲が批難した
のは君主におもねった料理人の方。 ん?枢密使って国軍総司令官代理ぐらいの職じゃなかったか?
曹ヒンやテキ青もついた軍事職でしょ? >>168 枢密使とは、軍政や作戦方針の協議決定を司る軍事機関である枢密院の長。
唐代では宦官の権威をより強めるために設置され、左右神策軍などと四貴の官と呼ばれた。
五代を経て、武人(=軍人)がその任に就くことが多くなった。
これは地方節度使の牙将が、国家樹立のときそのまま軍事関連の中心として格上げされたことによる。
しかし、その武人政治の五代であっても、枢密使は宰相などの文人が兼任することもあり、後期である後周期には、官僚の李穀をもって枢密使とし、その李穀に江北平定の先陣を命じている。
よって、枢密使は文官の職であり、宋代シビリアンコントロールの中核でもあった。
たたき上げの武人(狄青など)も、副枢密使あたりがせいぜいじゃなかったかな?
もしかしたら、枢密使になっているかもしれないけど、特例だろう。 韓世忠なんかは文官じゃなくても枢密使になっているね。
まあ、北宋滅亡南宋建国直後の混乱期の特例措置なんだろうけど。 銀英伝でいうところの、「統合作戦本部長」みたいなもんで、「宇宙艦隊司令長官」のような実戦指揮官ではないということ。厳密にはね。
ただし、兼任が多く、一人が一つの部署に留まる例は少ない。
一つの役職を数人で分散させるのが宋代の特徴であって、それは権力が単一の個人に集中しないよう配慮された措置なんだそうだ。
ただし、官僚の冗員増幅という、まぁ現代でもある辟易するような副作用をともなったわけだが、君主独裁という観点からは成功している。
この時期、外戚や権臣の専横がないことをみてもあきらか。 宋では文官が軍事の暴走を抑える目的でしばしば高位の武官職についたり兼任したりしてたからね
それをもって武官文官を分けるのは無理かもしれん 対西夏戦争の時とか、防衛戦の指揮を執った文官がいたようだし 宋代のみならず、総司令官というだけなら文官位の人が指揮を執る例は多い。
唐代の顔真卿は安録山を撃退したことでものすごく有名だけど、この人は文官。 この人の、三国志以外にもっといい時代や物語があるよーといった類の主張はもっともだとは思うが、
肝心の小説がいまいち面白くない・・・ 『風よ万里に翔けよ』と『奔流』は面白いと思うが?
陳慶之厨を大量発生させたし。
>>176
『奔流』って陳慶之が主人公のヤツだっけ?
あれ、一緒に出てくる女とその彼氏の話がウザくてうんざりした覚えがあるな 中国の恋愛モノは結構うんざりする展開が多い…
その辺も「文学的」に絡めようと欲をかいたのだろう。
あれは蛇足だとおれも思った。 >>177
そもそも「梁山伯と祝英台」という、全然関係ない別の話を
強引にはめこんでるものだからね。
そりゃ、話としては無理がでるさ。 >>176
そのへんはまあまあだったけど、それ以外がな・・・ 短編集はいいのが多いと、おれなどは思う。
特に五代群雄伝など、短編にしたのは正解だと。
あと、翻訳モノはそもそも違うし、だめというか練りこみが足らんとおもったのは、天竺くらいか…
あとなんかツマランものってあったっけ? 短編集でいちばんいいのは、『長江落日賦』。ってぇか中国ものの短編集がほかにないってか。
五代群雄伝は茶王以外は今イチ。
落ちるところまで落ちたなと感じたのは、「人皇王流転」。
でもさ、田中の中国もの小説のなかで最高峰は『中国武将列伝』じゃないかと思う。あれこそフィクション。あれこそエンターテインメント。 俺は「カイショウ」と韓世忠の息子が主人公のヤツが好きだな
後者のは、抗金名将や宗タクを過去の人物として見てるのが面白いと思った
特に岳飛を「頭がよすぎて、他のヤツが皆馬鹿に見える自信家」なんてキャラにしたのは新鮮だったよ 遼、金、元を認めない漢族神格捏造ライトノベル作家のスレはここですか? ライトノベルだったら、そういうスタンスもありじゃね?
歴史論文だったらワロシスけど 田中芳樹って偏狭だよな、他人の考えは絶対に認めないというか・・・
人の話なんて絶対に聞かなそう まぁ人の意見に流されてあっちこっち主義主張がかわるのもな…。 田中芳樹がおそらく好んでいるであろう海音寺潮五郎は、史伝として
日本の「武将列伝」を書いたんだが、そのときに
「歴史小説家がぼくの著作を参考にしてくれるならこれほど嬉しいことはない」
「著作権なんてケチくさいことは言わないので、どんどん引用してください」
と言っていたりする。
田中に同じことが言えるかと思うと、正直疑問に思う。
なんていうか、たとえば両晋十六国時代を書く売れっ子が登場したら、
「○○はすでに自分が発掘し、武将列伝の中にも名前を出している」
「この時代を書いた小説として、すでに井上祐美子の傑作『柳絮』が存在する」
「この時代に読者の注目を集めた点は評価できるが、正確にはよくできた
第三走者であることを忘れてはならないだろう」
…みたいな、偏狭というかせせこましいというか、読む人がウンザリする
評論を著作のあとがきに残しそうなイメージがある…。 そうだよな。
何だか、せせこましい印象があるんだよな、この人は。
もっと謙虚なイメージを与えられるように努力したら、
かなりアンチが減るんじゃないかと思う。 >>190 ヘンなアンチが多いのは、その辺が根本的な原因かな?
それにしても>>189のあるあとがきって、なんてタイトル?
確認してみたい… って、妄想かい! >>189は、宮城谷昌光に対する田中芳樹の論評の改編だろ。
海音寺潮五郎の名前を挙げたあと、「偉大なる第二走者にすぎない」と
持ちあげてるのかこき下ろしてるのか解らんことを書いてたからなぁ。
自分の取り巻き以外には、なぜか冷たい。
そういや、浅田次郎にはまだケチをつけてないが、そろそろ爆弾を落とすんじゃないか?
女真族の王朝を「漢民族マンセー!」するでもなく書くのはけしからん、とかさ。 アンチがついた一番の原因は、小説に仮託して一方的に誰か(あるいは社会の何か)を攻撃するようになったからでしょ
正々堂々とした批判なら相手に反論する機会もあるが、「あれはフィクションです」と逃げ道をつくってのそれはいただけない
小説家の中には社会批判する人は結構いるが、その場合は創作と切り離して反論上等でやっている人はそんなアンチはつかないし かなり遠回しなプロパガンダの所と、批判をさせ辛くしてる手法がやらしい、て事か…。 まぁ、それも言論思想の自由の一環で。
田中ヨッシはそういうことで、その攻撃したい誰かに忍耐と許容を強いているとも取れる。
ほとんどが権力者などの強者であるように思うし。
現代民主主義の権力者などは市民からこきおろされるくらいでちょうどいいんだと思う。
そうでないと、統治に緊張感をなくし、今よりもっと格差のでる社会になるだろうからね。
まぁ、その風刺小説読んでないので田中氏がどう考えているのかは知らないけどね。
それにしても中国も昔から当時を批判したり皮肉ったりするのに、名や所をかえての小説行はあったようだから、田中ヨッシだけが特殊というわけでもないのでしょう。
同じ穴のムジナとしては、「もっと言ったれ」って痛快に思う場面も多々あったり…