金庸の武侠小説『笑傲江湖』において、江湖の覇権を狙い、魔教と恐れられる日月神教を支配する教主として登場。その謎に
包まれた正体は、禁断の武術の奥義『葵花宝典』を習得するために、去勢の道を選んだ最強の使い手にして、最悪の変態であ
った。男とも女ともつかぬこの怪人の逸話は、香港での映画化を経て、アニメ『機動武闘伝Gガンダム』の登場人物の名前にも
採用されたことから、日本では、金庸も、『笑傲江湖』も知らなくても、東方不敗の名は知っている人が存在するという珍現象が
生じている。