【草原の英雄】成吉思汗【蒼き狼】
世界史上最大にして最強の帝国の創始者であり、
人類史上最も多くの子孫を残したと言われる男について語れ。 一番最初のシーンから、真面目に見ていました。
自然の描写がとてもキレイです。
さすが、オールモンゴルロケ。青空等をもっと映していたら、更にクォリティが上がったのではないかな、と思いました。只、美しく輝く草原はかなり必見です。
途中から、テムジン(主人公)達の軍の、「蒼き旗」が気になります。カッコイイです。
戦国時代、日本にもこういう時代がありました。
信長、秀吉、信玄、光秀、
そしてさらには、徳川家康。
時は戦国から、江戸幕府、幕末、明治維新と続いて日本の敗戦まで突き進みました。そして今は、「戦後」です。
途中、
「女性を大切にしなくてはいけないな。」と思わさせられる様なシーン等もあって、当時の厳しい世界に生きた人々(特に女性)の生き方から、今のわたし達の人生を考えさせられる描写もありました。
テムジンと、ジャムカとの因縁、感じました。物語の一つの「ポイント」です。
反町さんは、鬼気迫る演技でした。
素晴らしい「チンギス・ハーン」皇帝そのものでした。
息子である松山ケンイチさんとの、別れのシーンは、圧巻。感傷的になりました。(見ないと分からないシーンです。)
菊川怜さんは、声も雰囲気も、昔に比べてランクアップした様に思います。
袴田さんと若村真由美さん、松方弘樹さん等も高い演技力を感じました。
そこで、この物語の鍵の、
「国家統一」について書きます。
今、地球は、一つになろうとしています。
最初の、テムジンのセリフ、
「モンゴルを一つの国にしたい。」
この言葉が、響きました。
現実の世界情勢で行けば、次は
「星」です。
テムジンは続けます。
皇帝への即位式にて、
「この世で最も富める国にする。」
数万人のエキストラを集めての即位式は、まさに「圧巻」の一言。
「余が制圧すれば、国の境はなくなる。交易は活発になり、国は豊かになる。」
「でも、戦をすれば、血が流れます。」
「クラ・・・。それは、コレ以上血を流さないための仕方ない血なのだ。」
戦争によるかどうかは別の次元ですが、
「世界を統一しなくてはいけない。
少なくても(遅くても)、僕の世代で」。
そう思いました。
エンディングテーマが流れた瞬間、
声と、スクリーンの映像の美しさに感動しました。紀行モノを好きな方にはたまらないシーンかもしれません。
スタッククレジットの時の、モンゴルの美しすぎてため息が出る映像描写だけで、見る価値のある作品です。
ラストサムライに少し似ている作品でしたが、僕はこちらの方が面白かったと思います。
作品の最後の、音楽(2曲)が流れたところは、集大成の壮大さを感じさせました。色々と考えさせられる点の多かった、歴史的超大作というカンジの映画でした。
追記:
人類はコレから、どうなっていくんでしょうか?
星の統一か、はたまた、
核戦争での自爆か・・・。
わたし達は、皆が歴史の生き証人。
「次の時代」を築きたいモノです。
次の世界は、「軍事力ナシで」
統一できたらいいな、と思いました。
狙いの対象は勿論、
”この地球”と言う、惑星を、です。
明日はバッテリーを観に行ってきます。
それでは!
菊川怜さんは、声も雰囲気も、昔に比べてランクアップした様に思います。
袴田さんと若村真由美さん、松方弘樹さん等も高い演技力を感じました。
コ・アラさんも、戦う女兵士を好演していました。