私「帰る。もうあなたの家はないと思って。サヨナラ」
とお腹押さえながら車を降りた。
プリは目の前で起きた光景にぽかん状態。

急いで自分の車に乗ると、夫が走って私の車まで追いかけてきたので、急発進して駐車場を出た。
それから鈍い痛みが続いてたんで、高速ぶっ飛ばして通ってる病院に行った。
涙が溢れて止まらなくて、全身がガタガタ震えてて、よくあの時事故らなかったなと思う。
お腹打ったと言い、病院で診てもらったけど赤ちゃんは大丈夫だった。
少しびっくりしただけでしょうと言われ、あまりお母さんも興奮しないようにと言われて、そこでまた泣いてしまった。

それから家に帰ると、夫が既に帰ってた。
私を見ると走り寄り、高速土下座。

夫「ごめんなさい!あいつとは何でもないんだ!不安にさせてごめんなさい!」

私「不安にさせるどころじゃないよ、私たち、もう離婚だから」
夫「嫌だ!離婚はしたくない…今回は俺が悪いんだ…だから離婚は止めて下さい!」
私「あんたに決定権はないよ。とりあえず私は実家に帰る。」
夫「……」
私「私は離婚の方向で動くから。あなたはあの子と宜しくやって。あ、はいこれ、返す。」
嵌めてた指輪を夫に渡そうとすると、また土下座しだしてごめんなさい!と言いだした。
イラッときたんで思い切り頭に指輪ぶん投げて、寝室に行ってベットで泣いた。あんなことがあった後だし眠れるはずもなく、睡眠薬も飲めないし辛くて頭が狂いそうでした。

それから実家に帰り、実家から仕事に通ってたけど産休届けを出してからしばらくして、早産でしたが無事出産しました。

夫は毎日のように実家に通ってきて、私の父に怒鳴られて門前払い。
玄関先で石畳に頭擦り付けて土下座してるのを見た時は、この人特技は土下座だったんだなとマジで思った。