生鮮食品:野菜盗難相次ぐ 身も心も凍る冬 九州3県 - 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20180208/k00/00e/040/318000c
 全国的な野菜価格の高騰が続く中、転売目的とみられる数百個単位の野菜の盗難が各地で相次いでいる。今後しばらくは高値が見込まれ、自衛も難しく農家は気が休まらない。

 「無残なやり方で、もうがっくり」。佐賀県みやき町簑原の白菜畑で、生産者の吉村哲雄さん(66)が肩を落とした。1月末に畑の一部の約500個(15万円相当)の白菜が根元から刃物で切られ、なくなっていた。
県警鳥栖署に届けたが、同じ畑で別に500個近くが取られていることも判明。
「他の畑も被害に遭うかと、夜もぐっすり眠れない。さあ収穫という時にごっそり持って行き、生産者の気持ちを踏みにじっている。夜間の見回りをやったが、防犯カメラまで設置するかどうか……」と頭を抱える。