>>50
おや、意外と低姿勢な質問から来たな。
相手より自分達の姿勢を気にするのはいい事だ。
んでマジメに答えると、んー、やっぱ態度が何かデカイのはちょっと気にするね。
たまにいるんだ、自分が分からなくてこっちに質問してきてるのに態度が大きいのとか。
多分、「自分達は客」っていう意識が強いんだと思う。
実際レコスタは客商売のサービス業だから、客にへりくだるのは当たり前だけど、客がそれを強く出してくるとウザいかなぁ。
ウザいっていうより、やり難いって感じ。
傾向として、レコ初心者バンドほど謙虚で素直でやりやすい。要領や手際は悪いけど、教えたら素直に聞くし。
中堅くらいで調子乗ってるのが一番やり難い。ま、基本お互いが礼儀よく謙虚な姿勢で触れ合えばベスト。
ちなみにこの話はバンドだけじゃなく、外から来るエンジニアにも言える話だ。
バンドがすごい謙虚でいい人達なのに、連れてきたエンジニアが超態度でかくて萎えた事もある。そのくせ腕も悪かった。

>>51
それを言えるのは仕事辞める時だなw

>>52
またまた謙虚だなぁ。こっちとしてもありがたい。
レコーディングノウハウを全部書いてたら凄い量になるので、大雑把かつ共通的に言える事だけ。

まず、レコは最初自分達が思っている以上に時間がかかるって事を認識して欲しい。
やっぱり「少ない時間で最大効率を」ってのは皆が考えて当たり前の事だけど、いくらなんでも…っていう限度はある。
エンジニア的にはゼロから録るなら1日1曲がいい。音決めやエディットも落ち着いてやれるし。
けど現実は、1日に何曲もやりたがるバンドがほとんど。特にアマチュアなんかは。

それはいいんだけど、曲数を増やせば増やすほど、1曲当たりのクオリティは下がるって事を認識して欲しい。
まぁこっちとしては言われたらやるだけなんだけど、最終的に時間不足でショボくなってるのをエンジニアのせいにされないかと心配するんだ。
それがCDになって配布されて、
「これ音悪いね、どこのスタジオで録ったん?」「あー○○。エンジニアは■■さん」「そっかー○○ってダメだなー」
みたいな話が広がるのが一番怖いし懸念する。ぶっちゃけミックス用時間が1時間も無いのにメジャーCD並みのクオリティ出せって言われても無理なわけで。
意外と「録り」だけの時間配分しか考えてなくて、「ミックス」を適当に考えてる人が多すぎる。
とりあえず録ってしまえばエンジニアがすぐいい音に編集してミックスしてくれると考えてるのかなぁ。
自分の場合、高品質にミックスするには1曲5,6時間は欲しい。出来ればミックスだけで1日欲しい。
これは音楽が時間芸術だって事を考えると、1曲5分だったら1回聞くのに5分、1時間だったら実質10回ほどしか聞けないと考えれば分かるはず。

あと楽譜や歌詞カード持ってこないバンドも多いな。自分達だけでやるなら要らんかもだが、エンジニアと一緒にやるわけだから、無いとエンジニアが困る。
困るというか、構成を把握するのが難しくなるので、時間がかかってもったいないよ。

あとセッティングや転換時間を考えてないバンドも多い。
タイムテーブルもらったら、ベース1時間ギター1時間とか連続して書いてあるの。
入れ替えやセッティング、音作り、ミキサーの調整とかしないとだから、実質30分くらいしかプレイする時間ないぞと。

あと当たり前の事だが、レコに入る前に曲は徹底的に煮詰めておく事。
レコスタで「テンポどうしよっか」とか言ってるのはダメ。テンポ決めの時間がもったいない。そんなんリハスタでやってこいと。
あと、自分達の実力を認識し、相応の事をする事。5回やって1回まともに弾けるかどうかってフレーズをレコの時にやるのは愚か。泥沼にはまる。

まだまだあるが、基本礼儀正しく、謙虚に振舞ってくれれば悪いようにはしないよ。