>>123
ドラムだけでDVD!?何曲やるつもりだw普通CDに入ると思うが。
えー、最近の技術進歩と音響機器インフラのおかげで、アマでもちょっと機材買えば自宅で曲を作れるようになりました。
でもやっぱり生が使いたいって場合も多いわけで、スタジオに来られる方もいます。
逆にシンセ系なんかは家で録ったのをそのまま使いたい場合もあるわけで。

そういう際、スタジオにファイルを持参(またはネットで送付)する事になります。
ほとんどのスタジオにおいて、ファイル持参される事は全く困った事ではありません。お気軽にどうぞ。

ただし、この時気をつけないといけないのがフォーマットです。
今回の場合、.>>123には欠けている情報がいくつかあります。
そもそもこれじゃあオーディオなのかMIDIなのか、はたまたDAWのセッションファイルなのかすら分らない。
レコーディングはコミュニケーションがまず大事。思わぬ勘違いは無駄な時間を食うばかりか、最悪レコが出来ない事態にも繋がります。
くどいくらいに細かく状況を伝えるべし。←これが出来ないバンドがほんと多い。当日になっていきなり言われても、出来る事と出来ない事がある。
とりあえずオーディオデータと仮定して書く。

まず、ファイルを相互で受け渡す際一番大事になってくるのがフォーマット。どのフォーマットで書き出したかを伝えないと相手方に余計な手間を取らせます。
客「Drのオーディオが入ってます」←これだけじゃ全然情報不足。

・ファイルの種類は?…wav , aiff , SDII , mp3など
・サンプリングレートは?…44.1kHz , 48kHz , 96kHzなど
・ビットデプスは?…16bit , 24bitなど

DAWなどでオーディオで書き出す際、必ずこのフォーマット選択があるはずなので、どのフォーマットで書き出したかメモしておくべし。
尚、せっかくスタジオで録音するのにmp3などの劣化圧縮されたオーディオを送るのは勿体ない。
基本wavがお勧め。最近wavが基本になりつつある。どのスタジオでも必ずと言っていいほど読み込める。
レートは出来れば48kHz/24bitなどの高レートが好ましい。ただし96kHzまで行くと読み込めないスタジオもあるかもしれない。

次に大事なのが「どこから書き出したか」。
一般的には曲頭2小節空いて、3小節目からイントロスタートの構成で書き出しましたっていうパターンが多い。
これが、シンセパートの直前から書き出しましたって場合、スタジオ側のDAWでビシっと曲に合わせられない。
例えばシンセが2サビからしか入っていないような場合でも、ちゃんと曲頭から書き出すのが大事。
全てのトラックで曲頭から書き出していれば、それをスタジオDAWで再構成してもタイミングがズレる事はない。
あ、もちろんテンポ情報もちゃんとメモしてスタジオに渡す事。オーディオファイルだけ貰ってもテンポ分らないとどうしようもない。

次MIDIの場合。
トラック数に関わらず、トラックネームは書いて置きましょう。念のため紙に1chベース、2chピアノなど書いておくと親切。
MIDIは読み込むDAWによって勝手がかなり違う。この辺詳しく書くと長いので省略。
MIDIはオーディオより慎重に。

セッションファイルの場合。
当然だがCubaseのセッションファイルをProtoolsで読み込むのは無理。
このように異なるDAW間をやりとりする場合、上記のオーディオを頭から書き出して読み込ませるのが一般的。
ProtoolsとProtools間でもバージョン違いによるトラブルが起こる可能性もあるので要確認。
念のため頭から書き出したオーディオも用意しておくことをお勧めする。