1日2-3回で・・妊婦が携帯使うと子に行動・精神障害が


新華社北京:イギリス紙「インディペンデント」の報道によると、1万3000人余りの児童を対象に行った調査により、妊婦が1日に2-3回携帯電話を使うと、子供に行動障害、精神障害が現れるリスクが高まることが分かった。
7歳前の子供に携帯電話を使わせると、こうした障害が現れる確率がさらに高くなるという。
この研究は、アメリカ・ロサンゼルス大学とデンマーク・オーフス市が共同で行った。研究結果は7月に出版されるアメリカの医学雑誌に掲載される。
研究者は1990年以降に誕生した1万3159人のデンマーク児童とその母親に対する調査を実施。妊娠期間中の母親の携帯電話の使用状況と、子供が7歳になるまでの行動などが調査された。
それによると、妊娠中に携帯電話を使っていた母親から生まれた子供では、問題行動を起こす確率が54%増加したという。
さらに、子供に携帯電話を使わせた場合、子供が問題行動を起こす割合は80%に達した。情緒問題を抱えるリスクは25%増加したという。研究者は、今回の研究結果に非常に驚いたという。
子供の問題行動は、母親の妊娠期間中の喫煙や、家族の社会的地位などと関連があると考えられていたが、それよりも携帯電話の方が密接に関係していたからだ。