シキミ酸の発酵培養だが、生合成酵素にも酵素番号が付くようなよく知られているもので遺伝子ももちろん読まれている
原料も解糖系で普遍的に得られるものであって、生合成としてはかなり上流にあってなんとかなったと思われる

シキミは宗教行事で使われるだけあって、毒成分を含んでいる
毒の本体はシキミ酸ではないが、成分研究が早くから行われた植物の一つ
シキミ酸は乾燥果実の確か25%くらいの異常な量が含まれていて、タミフル製造の初期は本当にシキミからとっていた
八角(トウシキミの実)と見た目がそっくりだが、八角にはシキミの毒成分は含まれていない

なお、芳香族アミノ酸の生合成経路にはシキミ酸経路以外のものも例外的に存在する