>>611
> いずれカーボンナノチューブが安く大量に作れるようになる。軌道エレベータの時代ですな。

カーボンナノチューブは今でもかなり大量には容易に作れるよ
問題は無欠陥で長いもの、例えば僅か1メートルのでさえ作れないことだ
そしてその生産技術の可能性については将来的にも全く見通しがない

それに軌道エレベータに使えるようなCNTが作れるようになるならば、
そのCNTを用いて宇宙往還機が建造できるだろう
宇宙往還機の建造ならば軌道エレベータに要求される長さよりもずっと短い(例えば20メートル程度)のCNTで十分だし
宇宙往還機用CNTに要求される品質(欠陥の少なさ)は軌道エレベータ用ケーブルで使えるCNTよりもずっと低レベルで済む

宇宙往還機は本質的にはロケットと同じ速度で宇宙と地上とを行き来できるが軌道エレベータの速度はロケットの速度よりも1桁以上遅くならざるを得ない
つまり軌道エレベータによる宇宙との行き来に要する時間はロケットよりも10倍以上長時間になるということだ

しかも建造費はロケットに比べて何桁も高額で、軌道エレベータにはロケットにはない莫大な維持費が常に発生し続ける