>>237
(1)(2) により骨格の炭素クラスターが生じると考える。
  鎖状クラスター → 脂肪族
   2p電子 (2個/原子) は原則的にσ結合性GOに入るが、
   一部がπ結合性GOに入る場合もある。

  面状クラスター(グラフェン) → 芳香族
   面に垂直方向の2p_z AO間の相互作用が強く
   π結合性GOの軌道エネルギーが下がるため、
   2p電子 (2個/原子) の一部がπ結合性GOに入る。

(3) 鎖状クラスターには未結合の C-2p AO が残っている。
  これにH原子1〜3個が 1s電子を供与して結合する。(配位結合)
  H原子1個のとき (2中心1電子結合) → アルケン(共役系)
  H原子2個のとき (3中心2電子結合) → アルカン
  H原子3個のとき (4中心3電子結合) → メチル基
  未結合のC-2p AOに合うGOが生じるように H原子が配列する。
  面状クラスターの周縁部でも同様。