現場から俺宅までは1~2分、閑静な住宅街なので夜7時以降は人通りはほとんどない
嫁が帰ったら男を滅多打ちにしようと思っていたが、嫁は「怖い、一緒にいる」と言い出した
そこで漸く冷静になって急いで帰って父や警察にしらせなきゃと焦った
男が逃げるかもしれなかったのでパトに待機の指示をだし「動いたらかみ杀殳せ」と命令
まぁ当然そんな命令は理解してないけどw
家に着いてすぐ110してもらい同時にパパにも連絡(ママは母と一緒に大概俺の家にいる)
母ママで嫁の状態確認、念のため救急車を呼ぶ事に、俺と父は警察来るまで公園に戻ることにした
公園に着くと男はまだ倒れていた、パトの待機を解くと「お兄ちゃんボクちゃんと指示聞いてたよ」みたいな顔してる
父が男の状態を確認すると結構出血してるけど気絶してるだけだろうとの事
実際男の怪我はパトに噛まれた腕は数針縫う、骨にもひび、俺に撃たれた手は骨折、顎も骨折
警察が来て簡単な事情聴取で終わるかと思っていたけど運が悪かった・・・
大量のパトカーと警察が公園を包囲するぐらい来たw
そりゃそうだ、時期と被害者である嫁の組み合わせが犯人の男にとって最悪
当時は地下鉄サリン事件の一連の流れで都内は厳戒態勢近い状況の上さらに警察の幹部も襲われていた
当然警察はピリピリしてる、そんな中警察偉い人の家族が刃物を持った男に襲われたのだ
一通りの確認作業が終わると俺は嫁の病室へ向かった。
大事をとって2~3日入院する事になったそうだ、到着すると既にパパがいて話は把握してた
嫁はその時風呂にいっていたらしい、パパにも状況説明したら余り無茶はするなと軽く諌められ
「で、キッチリとどめは刺したか?」と真顔で聞かれたwwwそんなやり取りをしてると嫁が戻ってた
俺をみるなり抱きついて来て「良かった逮捕されてないか心配したよ」とw
パパ「おいおいこんな時ぐらいパパに抱きつきなさいよw」
嫁「パパはいいの!」皆笑ってたけどパパだけ目が笑ってなかったのが第一の修羅場
結局犯人の男は教団とは無関係ながら徹底的な捜査されて余罪判明して3~4年投獄された