当日、義実家に集まってから、みんなで乗り合わせていきましょうということになった。
たまたま義兄たちの車とうちの車が同時に義実家に着いたんだけど、義兄嫁、結婚式に着るような、膝丈ドレス+ショールだった。私を見るなり
「コウトくんのおめでたい席だった言うのに!その格好は何!?」と突っかかってきた。
どうも、江戸褄の黒を喪服と勘違いしている様子。
騒ぎを聞きつけて、ウトメさんと、トメさんの着付けのために着てた呉服屋さんも表に出てきた。
義兄嫁の主張に、一同メダマドコー状態。呉服屋さんの説明と、トメさんも同じような着物を着るというのを見せて、やっと理解した様子。
しかし、まだまだ食い下がる義兄嫁。
「でも、レンタルなんでしょう?相手のお家はきっとお着物も見慣れていると思うし、あんまり質が悪いものじゃあ、恥かいちゃうんじゃない?」
そこで爆笑したのは呉服屋さん。
「いやぁ、ぱっと見ただけでも分かる、加賀友禅の、とってもいいものですよ!これをレンタルに出すお店なんて無いですよ!どこに着て行っても恥かくことはないです!保障します!」
義姉嫁、顔真っ赤でプルプル。青筋立ててキーキー騒いでる義兄嫁と、快活に笑う呉服屋さんの対比がものすごくスカッとした。

挙句の果てには「私はドレスなのに妹の嫁子が着物なんて!」とふじこってきた。
それには、今まで黙って聞いていた義兄とウトさんが激怒して、義兄嫁は急病、ということで顔合わせには欠席ということにさせた。
義兄曰く、義兄嫁は私の分のドレスも持ってきてたらしい。サイズ何号違うと思ってるんだ。意味不明。
コウトくんの顔合わせは、非常にいい雰囲気で終わった。お相手の女性陣は全員江戸褄・振袖だった。


義姉嫁は義兄嫁の間違いです、すみません。

実母実家では「江戸褄」と呼んでいたので、私はむしろ「留袖」という言葉を後に知りました。
地域差かなんかでしょうか?
義兄嫁にも説明できればよかったんですが、話し始めると間に入れないくらいのマシンガントークで
その上、普段から周囲sageてまでも自分ageしたがる性格だったので…。