誰も私に冷たく当たる訳じゃないけどぽつん感がハンパなくて辛かった。
この子が嫁じゃなくて悪かったねって思ってた。

旦那の言い分としては、幼馴染は共働き家庭同士で助け合って生きてきた、本当に妹みたいなもので、恋愛感情は一切ない。普通じゃない仲の良さなのはわかっているが、受け入れて欲しいと思っていた。気持ち悪いなんて…てショック受けてた。
幼馴染含む我が家+私という気分だったらしい。

旦那と幼馴染は共働き家庭だが学童のようなものには入れず、ご近所のカギっ子同士ということで小さい頃からそれぞれの家を行き来していたから、お互いの家にいるのが当たり前だった。
トメは旦那と一緒にお留守番してくれて、コトメの面倒も見てくれる幼馴染を溺愛。
両家母ともに「二人は大きくなったら結婚するんだもんねー」が口癖だったと。
全くそんなつもりがない当事者二人は、思春期あたりはムキになって否定してたものの
ちっとも聞き入れないからその内反論するのも諦めて、もはや口癖だと思ってハイハイで流してた。
でもまさか嫁がいる空間で言うなんて信じられない、〆とく、とこれに関しては怒ってた。

幼馴染が義実家にいるのは、トメが旦那とウチの息子をネタに呼んでいたから。

あと女性と二人で会うのを私が嫌がるから、外で会うより嫁の前で会う方がいいだろうと旦那が思っていたから。
トメは旦那が家を出てから、ウトとウト似で口数の少ないコトメの家庭が寂しくて、幼馴染をよく家に呼んでお茶だなんだをしていた。
が幼馴染も社会人、そんなに頻繁には来れない。でも旦那くんが来るしーというと来る頻度が上がるから、私達が帰る度に呼んでいたらしい。
幼馴染は一応私を気にするものの、旦那の大丈夫だよ!二人で会うよか嫁の前の方がいいだろ!
の言葉にそっかー理解あるお嫁さんでよかったね!
…で現状に至る、ということだと。
なんというか、言葉が出なかった。

で、対策に関して。
今までも幼馴染の彼が束縛厳しい時には会うのを控えたりしてたし、できないことはない。
でも一緒に育ってきた仲だし、結婚相手は理解のある人じゃないとねーという話はよくしていた。
私はその理解があるものと勘違いしていた。