私が最後の離婚届を突きつけ、夫に離婚を迫ったあの日、夫と一晩中話をしたあと
夫は「本当に離婚の意思があるなら今夜もう一度話しをしよう」と言って
私の実家でで待っているよう指示をして会社に行きました。

私はそれも不愉快でした。なんで実家で話をしなければならないの、と。
案の定父は私の離婚届を見て激怒、母と兄はニヤニヤしながら私を見ていたし、
義姉だけは痛ましそうに私を見ていましたが、何も言いませんでした。

言い訳になるかも知れませんが、夫は皆の前で
「本当に離婚の意思があるのならば、先にサインして下さい」と言ったので
私としては離婚なんか考えていなかったけれど
離婚届を持ってきたのは確かに私だし、皆見てるし、離婚を迫ったのも私なので
その場はサインするしかなかったんです。
その後に夫がサインするなんて夢にも思わなかったので。


だから私は激怒して、皆をリビングから追い出して、夫と二人で話をさせてと
言い、夫に問い詰めました。
「なんでサインできるの、今まで書いた事なかったくせに」と。

結局その日も一晩話し合い、明け方に母がやってきて、どうするの、と聞いたので
夫が「離婚することになりました。荷物の整理もありますので今日は連れて帰ります」
と言って、部屋に連れ帰ったんです。

私はまだその時夫は本気じゃないと思ったんです。まだ復縁の余地は十分にあると。
本当に離婚したいなら、そのままうち捨てますよね?
夫が私を部屋に連れ帰ったんです。だから部屋を出て行かないと文句言われても
責任は夫にあると思います。

だから私は部屋を出ません。ここで夫を待ち続けます。

判決は明日です。
弁護士さんは当初、調停は大抵女性に有利に動きます、と言ってくださいました。
当初調停員は、まずは別居で折り合いをつけませんかと言ってきました。
私としては離婚回避と夫の心の平静のためにもその案件を飲もうとしていたのです。
それを不調に持っていったのは夫です。