6、私は夫から優しくされ労われたこと、いつも身体を大事にしてね、と優しい言葉をかけてくれた
事に深く感謝している。内弁慶なので態度で示した事はないが、いつも夫に「ありがとう」と
思っていた。

7、頻繁な夫婦喧嘩、私の度重なる家出や暴力は対話不足、コミュニケーション不足からくるものである。
以前は喧嘩の時に夫が何か言っても、「また言い訳?」と言ったり、それで夫が黙りこんだりすると
「今度はだんまりなんだ。その次はまた言い訳が始まるのね。」等の事を言ってしまい、
夫の言葉を先回りして封じ込めたりしていた。
このような言い方をすれば夫は逃げてしまう、とカウンセリングで教わったので
このような表現方法を改めて、夫の言葉に耳を傾けるようにする。

8、すぐに前と同じ生活は夫にとって苦痛かも知れない。まずは家庭内別居から始めたい。
離婚話が出た時夫は、「まずは家庭内別居から始めよう」と言ってくれたにもかかわらず
当時の私はそれが理解出来なかった。夫の部屋に入り込んでは毎日詰問していた。
現在は夫の嫌がる事を理解出来たので、離婚回避は可能である。
私の家族は死ぬまで夫一人だけだし、今後も夫との生活を維持していきたい。

以上の事から、私たち夫妻の婚姻継続は可能である。一審の棄却請求を求める。


この控訴理由書を弁護士さんに渡した時、
「内容が一審の時と特に変化が無いので、(勝訴は)難しいかもしれません」
と言われています。
離婚裁判に関する事をネットで色々調べてみて、難しいことであるのは理解しています。
けれど和解(離婚に同意する)は嫌なのです。

夫の弁護士からはマンションの売却を通して、財産分与を匂わす文書も届いています。
でも、売却されたら、私はどこで夫を待ち続けたらいいのですか。
二審が棄却されても、最高裁がありますよね。ここまで裁判をすると5年くらいかかると
ネットで見ました。
でも、それでも少なくとも5年間、この部屋で夫を待ち続けるチャンスを与えてもらえるのです。