https://news.yahoo.co.jp/articles/277473d0376fbd8f2a3e76f11a3445158a4a433d
プロeスポーツチーム「REJECT」の人気選手が、ゲームの配信中に障害者を差別するような発言をしたとして、
チームが2022年5月2日、公式サイトなどで謝罪した。同選手に対して翌3日、12月末まで選手活動停止などの処分を発表した。

本人も、自らのツイッターで「僕の発言は決して許されないものであり、重く受け止めています」などと謝罪した。

■「なんでそこクリアリングすんの?」とつぶやくと...

 発言が問題視されたのは、SaRa選手(20)だ。REJECTのサイトなどによると、SaRa選手は、シューティングゲーム「PUBG MOBILE」部門のチームリーダーとして活動している。
何でもこなすオールラウンダーとして紹介され、世界大会に日本代表としてチームで何度も出場している。
問題の発言は、REJECT所属の他の選手が5月1日に行ったゲーム配信中にあった。
「なんでそこクリアリングすんの?」。SaRa選手は、独り言のようにこう発言すると、続けて「障害者やろ マジで」と言い放った。
この発言に驚いた他の選手は、「SaRaさん? 配信つけてるよ」と注意喚起していた。
SaRa選手の発言は、障害者差別だろうとネット上で指摘が相次ぎ、選手としての資質を問う声も上がった。
これに対し、REJECTは2日、「所属選手の不適切発言に関するお詫び」と題して公式サイトなどで説明した。
そこでは、「SaRa選手の不適切発言が、当社所属の他選手の配信中に入り込んだ」として、「ファンの皆様、スポンサー各社の皆様、および関係各所の皆様に、
多大なるご迷惑とご不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ございません」と謝罪した。
「ひとり言だったとしても、配慮と自覚に欠けた」
 REJECTとしては、SaRa選手の発言について、次のような見解を示した。
「当社としましては、いかなる差別も容認しておりません。当該発言は極めて不適切であり、人権問題の観点からも許容できるものではありません。
SaRa選手の発言はひとり言だったとしても、配慮と自覚に欠けるものであったと、事態を重く受け止めております」
選手をマネージメントする同社の監督不行き届きもあったとし、「今後、更なる調査を実施したうえで、該当選手について厳重に処分を下す所存です。
また、当社の対応につきましても、併せてご報告させていただきます」と述べた。