怖がりそうなママッ子である女児は、
到着して3時間半後の初見のひと気の無い道かどうかも判然としない、
急斜面の山道を登り続けたりはしない。



枯れ沢に遺留品を遺棄して、滑落した様に偽装工作をする事によって、
遭難事故よりの考えで、行方不明ではなくなる。

女児が行方不明でなくなった事は大きい。
母親も何も発信しなくなった。


もうテンプレートにしておかないと、地図マンが何百回でも聞いてくる。


どこから登ったか分からないなら、
登ったか登ってないかも分からないね。



女児が、枯れ沢の滑落地点としてもっとも納得感のある、
中尾根の先端に、たまたまピンポイントで下りていったと言う設定が、
滑落偽装臭いと。


そりゃまあ頭の骨の発見地点と言い、骨発見ボランティアと言い、
靴下の中身についての件と言い、
靴の発見地点が、
そのまま枯れ沢上流の捜索地点の目印になっている事と言い、
骨が少量でバラバラで埋まっていても差し支えない点と言い、
胡散臭くて滑落偽装前提で考えている節はあるけど。


靴や靴下は、かろうじて何かの拍子に脱げていた事に出来て、
黒シャツも、袖が通っている腕の問題もあるけど、
まくれ上がっていた事にも出来る。

見つかっていないズボンや下着は、
いくら何でも脱げていた事には出来ないだろうと。

白骨化してからでは、衣類は着せられないと。
靴や靴下も。


台風19号で流されたと言うなら、両足の靴が、2年半ほど見えている場所にあったと言う事になるし、
ごく最近で流れてきたと言う話なら、遺骨が全部、
そんな都合よく埋まっていて隠れてしまうとは思えないし。

つまり人工的、人為的を思わせる感じの。