抗告は単なる儀式です。再審無罪は間違いない。
こんな有罪判決は問題外。

和多田さんの国家権力,GHQによる犯行、というのは頷けませんが、
歯科医実行犯は同じです。佐伯さんの」説から変装、臨時駅など
推理が走りすぎている部分を削っているのも良いです。

それとずっと後年、愛人Kにインタビューしていて、このAのとぼけ方が凄い。
こういう惚けかたをされると、」私たちはかえって、一枚かんでたな、
という推測に益々自信をもってしまいます。

恐らく和多田さんが最もこの事件を知っている存命のプロの書き手でしょう。

あと、中井ではHは殺意を持ったかもしれないと勇気を持って書いていらっしゃる。
和多田さんと再審弁護団長が共著で検事調書」を書いたのは意味深いです。
この弁護士さんは佐伯さんと一緒にT検事に会い、歯科医を取り調べたという
言質をT検事から取っています。共犯説はトンでもなんでもない。
この事件を最も良く説明するものだと思います。