トロプリを「構成」しているエピソードって実質44話なんだよな。

因みに筆者がここで言う「構成」しているって言うのは、
起承転結の物語の展開を進める上で欠かせない話、
登場人物の人物像や心理を掘り下げたり、後の話の行動、言論の理由に繋がる上で欠かせない話、
その他、どうしても見逃していい話ではない、やっぱり捨てがたいなって最低限思えるような話のことを指す。

ストーリーの本筋と関係のない10本立ての話や終わりの方にあった意味もない総集編はその中には入らない。
ただでさえコロナで放送予定狂ってて和数減らされてるのに、こんな和数無駄遣いするってあり得ないと思った。
こんな話はOVAでやればいい。本編でやる必要はない。

こんな話やるぐらいなら、ローラが人間界に溶け込んでいくうちに丸くなって行って、
その過程で仲間のことを想うようになったシーンを入れたり、
みのりの過去をもっと描くなり、
あすかの過去掘り下げて百合子との関係性をもう少し見せたりすべきだったとおもう。

個人的に何よりもさんごの人物像を掘り下げて欲しかったよ。
最初の方の話でアイスあげるなど「優しい」性格を描こうとしたり、
自分の価値観に正直になる、裏方を目指す為に努力する、
これらの要素を上手く調理すればもっと良さが目立つキャラになってたと思う。
本当によくもただの存在感中途半端でうっすい空気キャラなんかにしてくれたなって製作者を怒鳴り付けたい。

上手く調理すれば良作になりうる要素を悉く押し潰して、
レベルの低い下らない単発ギャグに振り切った「本末転倒」な作品だったと思う。

駄文失礼しました。