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名人への挑戦権を争うトップ棋士10人が集うA級順位戦。こけら落とし対局となった藤井五冠の1回戦の相手は、日本将棋連盟会長の佐藤康光九段です。 名古屋将棋対局場の誕生に奔走した立役者で、多忙な業務の中、26年間にわたってA級に居続ける強さも光ります。 注目の対局は午前10時、藤井五冠の先手で始まりました。
隣では、藤井五冠の師匠・杉本八段の対局も同時にスタート。外は生憎の天気ですが、師弟がそろって名古屋での対局に臨むというこけら落としに、これ以上ない演出が加わりました。 名古屋での対局ということで気になるのは「将棋めし」。昼ご飯について連盟スタッフは。

「何種類かの弁当を用意して、好きなものを対局者に選んでいただく形になります」(日本将棋連盟担当者) 残念ながら、当面は出前などを用意できないということですが、今後、名古屋めしの出前のシーンが見られるかもしれません。 対局はそれぞれ持ち時間が6時間の長丁場。
名人への挑戦権を争う10人総当たりのA級順位戦。藤井五冠にとって大事な初戦の勝敗は今夜決まる見通しです。

藤井五冠「今後の対局予定」 7月19日には20歳に


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ミッドランドスクエアの25階という高層階に開設されたことから「天空の対局場」とも称される名古屋将棋対局場では、今後A級からC級までの順位戦全700局中、約100局が開催される予定です。 この対局場における2022年度の藤井五冠の対局は、9対局中6局程度が予定されています。
次回の藤井五冠の対局は、6月28日と29日に愛知県犬山市内のホテルで行われる王位戦第1局。タイトル防衛をかけて、2021年度、幾多の熱戦を繰り広げた豊島将之九段の挑戦を受けます。 7月4日には、千葉県木更津市で永瀬拓矢王座との棋聖戦第3局。13日と14日には、北海道札幌市で王位戦第2局が行われます。
そして、7月17日には名古屋の大須・万松寺で棋聖戦第4局が行われます。 また7月19日には、20歳の誕生日を迎えます。 (6月22日 15:40〜放送 メ〜テレ『アップ!』より)