http://ikeruze.com/baki91.htm#36

『板垣:実は立原先輩に表敬訪問したことがあるんだよ。あんまりにも自分と流儀が違うんで、
自分が全く見落としていたようなことを知ってるんじゃないかって思って。勉強させてくださいって。』
『立原先輩は連載のことを「42.195kmのフルマラソンだ」って言ったのよ。落ちることもあれば上がることもある、でもきちっと走り続けることが連載なんだって言う。
俺は全く考え方が違って、「電信柱一本ずつのダッシュだ」って思うんだよ。一回一回を全力で最後まで走る。どっちが正しいじゃなくて、ああ、やっぱり流儀が違うわァって分かった。』

 マンガ観の違いですね。
 仕事観の違いと言うべきか。
 ただ、がむしゃらに全力で描くだけというのが板垣先生らしい。
 ただ、最近は時々電柱にぶつかって進んでいないんじゃないかと言う心配が……

 そして、ここで「女の子描くの好きですか?」と言う禁断の質問が出る。
『浜岡:いやそうでもないけど、江口先生の影の付け方、首の下の影とか斜線とかすごいなあと思って』

『板垣:喧嘩売ってる?(笑)。いや、勉強しなきゃっいぇもう20年ぐらいたったかな、よ~く取材してるはずなんだけどなあ(笑)。』

『高橋:……。』
『板垣:ほら黙っちゃった(笑)。』

 まあ、人には苦手分野もあるよってことで。
 でも、板垣先生だって『バキSAGA』で世界に衝撃を与えている!
 アレは何かあったから描いたらしい。
 何があったんだろう。
 また、ナニかあったら、SAGA級の衝撃がおきるのだろうか?

『浜岡:翌週のこととかもあまり考えない?』
『板垣:もちろん考えてない。だいたい打ち合わせしてないもん。次に自分が何を描くのかちょっと楽しみにしているよ。