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【糸満】「周りの人に元気と勇気を与えたい」―。糸満市の比嘉琉久(りゅうく)さん(18)は、徒歩で総距離2800キロの日本縦断に挑む。22日に日本最南端の波照間島を出発し、来年1月28日には最北端の北海道稚内市にたどり着く予定だ。

日本縦断中は主に野宿する。同級生は「頑張ればできるよ」と励ましてくれるが、「知識がある大人ほど止めてくる」。両親にも反対されたが、比嘉さんは諦めなかった。「自分のやりたいことを、まだ1回もやったことがないのに止められるのは嫌いだ。やってみて無理ならいい。大人に子どもの夢が止められることが多いが、ちゃんと準備すれば達成できることがあると証明したい」

 比嘉さんは日本縦断中、インスタグラムで旅の様子を発信し続けるつもりだ。「いろんな人に挑戦する姿を見てもらって、自分で自分の道を決めてほしい。大人になっても元気を与える人になりたい」と語った。