「川は流れる」の歌手・仲宗根美樹さんが死去 79歳 元祖・沖縄シンガーとして紅白5回出場 
https://news.yahoo.co.jp/articles/42e8c08bd716308fd97b9d9ea7e0cb1be9250cf8


 100万枚を超える大ヒットとなった「川は流れる」などで知られる歌手の仲宗根美樹(なかそね・みき、本名・國場勝子=くにば・かつこ)さんが24日午後12時5分、肺がんのため東京都内の病院で死去した。79歳だった。日本歌手協会が29日、発表した。

 1944年6月、東京都生まれ。1961年に「愛に生きる」で歌手デビュー。2枚目のシングル「川は流れる」が100万枚を超える大ヒットとなり、62年のNHK紅白歌合戦に紅組トップバッターとして初出場。紅白には67年まで5回出場した。両親が沖縄出身で「島育ち」「奄美恋しや」などの島唄を歌い、沖縄シンガーとしても知られた。

 71年に結婚したのを機に芸能界を引退し、実業家として自ら経営する銀座のクラブのママとしても有名に。98年にテレビ東京系「年忘れにっぽんの歌」で歌手復帰し、2017年にはテレビ朝日系「徹子の部屋」にも出演したが、その後は病気の影響で表舞台からは遠ざかっていた。

 22年に品川区の自宅マンションで火災があったのを機に長女と同居したが、そのころから肺気腫を患い、自宅療養していた。今年2月20日に肺疾患発作で病院に緊急搬送され、24日に息を引き取った。

 東京・代々幡斎場で27日に通夜、28日に告別式を家族葬という形で行った。喪主は長女の國場亜紀さん。法名は「釋勝智信女」。お別れの会は現在検討中という。