「アイドルは賞味期限が短い」――そんな定説を覆す“快挙”に業界内でも注目が集まっている。これまで4つのグループを渡り歩き、「10年目にして花を咲かせた」アイドル・櫻井優衣(23)の成功の裏にあった「1冊の本」と“わが道を行く”反骨エピソードとは。

7人組アイドルグループ「FRUITS ZIPPER」の快進撃が止まらないと話すのは、さるスポーツ紙デスクだ。

「FRUITS ZIPPERは昨年末に『第65回日本レコード大賞』で最優秀新人賞に選ばれ、2月にはMステ(テレ朝系)に初出演。さらに5月に武道館ライブを行うなど、ここに来て注目度が急上昇しています。
そんななか、メンバー内でも“1、2を争う”人気の櫻井優衣さんのファースト写真集が2月20日に発売され、すでに重版も決定するなど話題に。
実は櫻井さんはアイドル歴が長い反面、これまでブレイクすることなく“くすぶっていた”印象が強かったため、いまの活躍に業界内でも驚きの声が上がっています」

 櫻井のデビューは13歳。「ピンク・レディー」の後継グループとして、作曲家の都倉俊一氏がプロデュースした「ピンク・ベイビーズ」に加入し、アイドル活動をスタートさせた。

当時を知る古参ファンの一人が言う。

「その頃の彼女はアイドルとして決して順風満帆ではありませんでしたが、『私は鈴木愛理さんと同じ場所にまで行く。それまで絶対に夢は諦めない』と話していたのを覚えています。
実際、彼女に当時、“プレゼントに何が欲しい?”と聞いた時、『鈴木愛理さんのサイン入りの写真集』との答えが返ってきて困ったことがありました」

 鈴木愛理はアイドルグループ「℃-ute」(ハロプロ)の元メンバーで、その後、ソロや女優としても活躍。3月から始まる主演ドラマ「ある日、下北沢で」も話題となっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4562630cd13c6b3821fcca480c05112b3ee7e058