2/7(水) 7:32配信 週刊女性PRIME
https://news.yahoo.co.jp/articles/95536d8c566012c37ce1ddf3278c300462dfd574
 カンテレ・フジテレビ開局65周年特別ドラマ『GTOリバイバル』が4月1日に放送されると発表。同作は漫画家・藤沢とおる氏が『週刊少年マガジン』(講談社)で連載した『GTO』を、1998年に反町隆史主演で実写ドラマ化。最終回の視聴率は35.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を叩き出し、全話平均28.5%を記録した人気連続ドラマが、約26年ぶりに『GTOリバイバル』として復活する。

『GTOリバイバル』の放送自体は昨秋に発表されており、主人公・鬼塚英吉を演じるのはもちろん反町だ。今回は続報として岡崎紗絵、小手伸也、八木莉可子、鈴木浩介、畑芽育、日向亘の出演や、当時反町が歌っていた『POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は〜』をロックバンド・BLUE ENCOUNTがリバイバルアレンジした『POISON』が主題歌に決まったことも明らかに。

“実写化”トラブルの現況
「一方で現在、“漫画原作の実写化”をめぐっては業界内外で物議を醸している状況です。昨年10月期に日本テレビで放送された連ドラ『セクシー田中さん』の原作者である漫画家・芦原妃名子氏が今年1月に死去し、自ら命を絶ったとみられているためです」(スポーツ紙記者、以下同)

 芦原氏は生前、連ドラ9、10話の脚本を自ら担当することになった経緯をブログとX(旧ツイッター)で説明していたが、それを削除して《攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい》と謝罪した後、帰らぬ人となってしまった。

「この件で、連ドラ1〜8話を担当していた脚本家とのトラブルを指摘する声のほか、日テレや『セクシー田中さん』の掲載誌『姉系プチコミック』を出版する小学館の対応に問題はなかったのか、と議論するネットユーザーが続出。さまざまな作品の原作者らも芦原氏の死を悼むコメントを出しつつ、実写化というものへの複雑な思いを明かすなどしています」

『GTO』原作者も胸中複雑
 一方、振り返ると、『GTO』の原作者である藤沢氏も、昨年9月に《反町の鬼塚がSPドラマで復活します!》とXでポストした後、《久々にGTOが復活するのは嬉しいんだけど講談社のヤンマガでやってたGTOの最終章にあたる「パラダイスロスト」は途中で雑誌から追い出されたまんま中断中だし、そのくせドラマになると前に出てくる・・こんな会社ってどうなのよ・・?・・どこか、別の出版社で版権ごと引取ってくんないかなあ・・》と、出版社サイドへの不満を吐露していた。

 実際、『GTO パラダイス・ロスト』は『週刊ヤングマガジン』での“休載”が続いていて現在も未完。藤沢氏がぼやいたポストには当時、

《原作者にこんなコト言わせてしまう会社って残念ですよね…》

《あれ「休載」してるんじゃなかったですか!?》

《てっきり先生の都合と思ってたのに》

《パラダイスロスト続編どこで読めんだよと思ってたら行き先もなかった》

《完走するのを待ってますので何とか頑張ってください!!》

 といったファンのコメントも寄せられていた。

「日テレや小学館の対応が疑問視されている今、フジテレビと講談社も慎重に動いているとは思います。特に講談社のほうは、藤沢氏ときちんと話し合いができているといいのですが……」

 先日は『海猿』(小学館)の原作者・佐藤秀峰氏が実写版(フジ系)への苦言とともに“主演俳優”に対するネガティブな感情も吐き出していた。『GTOリバイバル』はそのような展開にならず、全員が気持ちよく放送日を迎えられることを祈るばかりだ――。