日本のがんの死亡者は30年で2倍に増加

日本人の死因の第1位はがんによる死亡です。
これは1981年に死因1位となりましたが、当時の死亡者数は年間16万人でした。
その後がんによる死亡数は増加の一途をたどり、2021年は年間38万人以上ががんで亡くなっています。
一般には高齢者の割合が高くなったり、がんになる人が増加しているため、がんで死亡する人が増えていると考えられています。
つまりがんが増加しているのはすべて年齢のせいだとされているわけです。
しかし高齢化をしているのは日本だけではありません。

アメリカではがんの死亡者は減少

アメリカでも同様に高齢化が進んでいますが、1980年と2014年で人口10万人あたりのがん死亡者数を比較すると240人から192人へと2割減少しています(JAMA. 2017)。
同時期の日本のデータでは142人から289人へと約2倍に増加していることから、日本のがん死亡者数の急増がいかにおかしいかがわかると思います。
日本人は何かがんに対する認識を誤っていると考えざるを得ません。
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