歌舞伎俳優・市川猿之助(47)が〝ラスボス〟として出演予定だった映画「劇場版 緊急取調室 THE FINAL」の公開延期が1日に発表された。
しかし今回は延期では済まず、猿之助の出演シーンに代役を立てて撮り直す方針であることが分かった。
関係者は代役探しに追われている。候補に挙がっているのは――。

映画は天海祐希主演で、テレビ朝日の人気ドラマを映画化した。猿之助は、警視庁捜査一課の緊急事案対応取調班(キントリ)と対峙する内閣総理大臣役だった。

6月16日に公開予定だったが、5月18日に猿之助は自宅で倒れ、両親の死亡が確認された。
映画では猿之助演じる首相が取り調べを受けるシーンもあり、楽しみに待っていたファンは公開できるか不安視していたところ案の定、1日に延期が発表された。

猿之助をめぐっては現在、当局が捜査を進めている。先行きが不透明な中、映画の製作サイドは一つの決断を下したという。

「とりあえず延期としたが、だからといっていつ公開できるかはさっぱり分からない。現在の状況を考えると、とてもこのまま公開できないと判断した。
だからといってお蔵入りさせるわけにもいかない。シリーズの最終作であること、そしてすでに10~13億円と言われている製作費を投入している。
そこで猿之助の代役を立てて、出演シーンだけを撮り直し、公開を目指す方向で決まりました」(映画関係者)

天海ら共演者のスケジュールを押さえるのだけでも大変だが、それでも撮り直した方が公開に近づく、と判断したということだ。
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/265222