交際相手の女性に携帯電話から「死ねよ」などとメッセージを送り、飛び降り自殺させたとして、
警視庁三田署は21日までに、川崎市中原区木月住吉町の慶応大3年、渡辺泰周容疑者(21)を自殺教唆の疑いで逮捕した。

逮捕容疑は昨年11月8日夜、交際していた慶応大3年の女子学生(当時21)に対し、無料通信アプリLINE(ライン)で「手首切るより飛び降りれば死ねるじゃん」などと送り、翌日朝、女性を港区のマンション8階の自室から飛び降り自殺させた疑い。

三田署によると、女性は渡辺容疑者からのメッセージを受け取った後、友人に自殺をほのめかすメールを送り、両親宛てに遺書も残していたという。

https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2101F_R20C14A2CC0000/

■私たちと自殺教唆、自殺幇助
単純に「死ね」と言うだけでは、自殺教唆にはならないでしょう。漫才師も言っていますし、子供のけんかでも言っています(良いこととは思えませんが)。

自殺のサインを出している人に、「死にたけれ死ね」「死ねるものなら死んでみろ」「死ねば?」などという人は、いるでしょう。
悪意で言う人もいれば、止めるつもりで言う人もいれば、無関心のゆえに言う人もいるでしょう。
これがすぐに自殺教唆になるかどうかはともかく、状況によってはその可能性はあるかもしれません。

「死ぬ死ぬといっている人にかぎって死なない」などとよく言われますが、自殺予防の観点から見れば、「死ぬ」あるいは「消えたい」などと言っている人は
自殺の可能性があると判断して対応する必要があります。

https://news.yahoo.co.jp/byline/usuimafumi/20140221-00032879