埼玉県毛呂山町のアパートで屋根裏の壁を壊したとして、43歳の容疑者が逮捕されました。警察は屋根裏を通じてアパートの一室に暮らす女子大学生の部屋をのぞき見たり侵入したりする目的だったとみて調べています。

逮捕されたのは、茨城県古河市の元会社員、針谷啓太容疑者(43)です。

警察によりますと、先月までの間に、毛呂山町内にあるアパートの屋根裏の壁を壊したとして、建造物損壊の疑いがもたれていて、26日、身柄が検察に送られました。

このアパートには容疑者の親族が暮らしていて、この親族が不在の間に、屋根裏に上がり、工具で壁を壊していたとみられます。

親族の隣の部屋には女子大学生が住んでいて、調べに対し「隣の部屋にかわいい女性が住んでいると聞き、体を触るためにやった」と容疑を認めているということです。

容疑者は先月、女子大学生の部屋に鍵のかかっていない玄関から侵入し、体を触った疑いで逮捕されていました。

また、女子大学生の部屋の屋根裏からはカメラや手製のはしごが見つかったほか、居間の天井には穴が開けられていて、
警察は容疑者が屋根裏から部屋をのぞいたり、中に侵入したりしていた疑いもあるとみて調べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230426/k10014049651000.html