-2011~16年にハロー!プロジェクトのグループ「スマイレージ(現・アンジュルム)」のメンバーとして人気を博し、
その後は俳優として着実にキャリアを積まれています。歌うことや演じることに変化は。

私は元々、子役をやっていて、いつかはミュージカルに出演することが夢でした。でも、アイドルと役者は全然違うものでした。
いかに自分を演出して演じるかがアイドル。役者は自分という体と心を使って、役や作品を届けるものなので、近くてかなり遠いな、と実感しています。

-アイドルの「田村芽実」は演出された人物だったのでしょうか。

幼少期からつくられた自分自身を出すこともあったし、ファンやグループ内で形成された「田村芽実」の部分もあったと思います。
昭和のアイドルはソロ活動が多いと思いますが、今はグループが主流。私はとっても集団行動が苦手なタイプ。
自己主張が強い女の子たちの中で、我慢しなければならないことや、逆に誇張しないといけない部分がありました。
なので、グループを卒業する時には、そういうイメージを打ち破るつもりでいました。甘えたくなかったので元の事務所も辞めました。
舞台女優として一からスタートするために、芸名も変えて、どこかの劇団に入ろうかとも思いました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/31ca8baae91869bd9bfcd0767b62a8742be3a77f