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楽天グループの三木谷浩史会長兼社長の肝煎りで、2016年11月に始まった自前の配送サービス「楽天エクスプレス」。
陣頭指揮をとったのは、ヤマト運輸の法人向けECの営業担当から楽天グループに転じ、物流部門のトップに就いた滝澤志匡(ゆきまさ)元執行役員だった。
楽天エクスプレスはわずか5年足らずで、突然、サービスを終了した。
その理由の一つは、不正の発覚だと目されている。楽天エクスプレスの委託先の1社、埼玉県川口市の運送会社「トランプ」の矢作和徳社長がその舞台裏を明かす。
「17年の半ばから“楽天デポ”の業務を請け負うようになりました。
楽天デポとはラストワンマイルの配送拠点のことで、物流センターから運び込まれた荷物をそこから個別に顧客へとお届けする。
初めは大手物流会社の下請けとして、東京・新木場と千葉・市川、18年11月からは埼玉・川口、春日部、群馬・高崎などの楽天デポを直接請け負うようになりました」
ところが、月に計5000万円以上を売り上げていた市川と川口を取り上げられてしまう。キックバックの拒否がきっかけだった。