かさばるトイレットペーパーを頻繁に買ってくるのは面倒―。
そんな悩みに応える長尺タイプが売れ行きを伸ばしている。
肌触りの柔らかさを保ったまま紙をしっかり巻く技術で、ロールの直径はさほど変わらずに長さは従来品の2~3倍を実現。
買い物や交換の手間を減らせる上、収納に場所を取らずに済むと人気を集め、売り上げ規模は5年で3倍近くに膨らんだ。
「スコッティ」ブランドの日本製紙クレシア(東京)は2021年春、従来品の生産をやめ、長尺タイプに特化する決断を下した。
品ぞろえはシングルが1.5倍と2倍、ダブルは1.5倍から3倍まで。輸送トラックに積み込める量が実質的に増えるため、二酸化炭素の排出量削減にもつながる。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023012100325&g=eco
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