オランダのピート・アデマ(Piet Adema)農相は20日、短頭種の犬や折れ耳の猫など、
見た目はかわいいが健康に「悲惨な」問題を抱える「デザイナーブリード」と呼ばれるペットの
新たな飼育や広告・ソーシャルメディアでの写真掲載を禁止する方針を明らかにした。
アデマ氏は「『かわいい』と思う気持ちが、罪のない動物を悲惨な目に遭わせている」
「だからこそ、オランダはペットが見た目のせいで苦しまずに済む未来に向けて、大きな一歩を踏み出していく」と述べた。
デザイナーブリードは見た目のかわいさから、有名人やソーシャルメディアのインフルエンサーの間で人気を集めているが、疾患が多い。
政府は、対象となる品種のリストの完成には時間がかかるとしているが、
オランダ公共テレビNOSは、対象となる犬種にはパグも含まれる可能性があると報じている。
最近の研究では、パグやフレンチブルドッグ、イングリッシュブルドッグのような鼻先が短い犬種は、
特に呼吸器の病気を起こしやすいことが分かっている。
法律で新たな飼育が禁じられた場合でも移行期間が設けられ、既に飼っているペットは寿命を終えるまで飼育できる。
https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/f/e/810wm/img_feb3e8985437bb429d69389349f52af7179480.jpg
https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/7/7/810wm/img_77798ac6094f2c28dd12082b5bf3314d172862.jpg