職場でマスク着用を拒んだのを理由に雇い止めされたとして、近畿地方に住む契約社員だった40歳代の男性が、
勤務先で携帯電話大手KDDIの子会社「KDDIエボルバ」(東京)に損害賠償や地位確認を求めた訴訟は、大阪地裁で調停が成立した。
昨年12月26日付。
男性側の代理人弁護士によると、同社が解決金(金額非公表)を支払う。
同社は取材に対し、調停の詳しい内容は口外禁止の条件があるとして、「コメントは控える」としている。
訴状によると、男性は2015年10月に採用され、大阪市内のコールセンターで勤務。
アトピー性皮膚炎の持病があり、新型コロナウイルスの感染拡大後もマスクをつけずに勤務していたが、
21年2月、就業規則違反を理由に雇用を打ち切られた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230107-OYT1T50107/