25日午前3時45分頃、栃木県大田原市中田原の大田原消防署で、車庫に止めてあった消防車1台から出火した。
署員らが消火活動し、15分ほどで鎮圧。けが人はなく、他の消防・救急車両や庁舎への延焼もなかった。
同消防署を所管する那須地区消防組合によると、燃えた車両は、燃料火災など、水による消火が困難な場合に出動する「化学車」で、車両後部の燃え方が激しかった。
21日に納車されたばかりで、26日からの運用開始を予定していた。
出火当時、車庫はシャッターが下り、外から人が入れない状態だった。大田原警察署などが出火原因を調べている。
同組合には化学車が他に3台あり、通常の消火活動に支障はないという。同組合は26日に記者会見を開き、出火状況などを説明する。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221225-OYT1T50148/