窃盗罪などに問われ、保釈中だった岐阜県美濃加茂市、無職の被告の男(28)が23日に予定されていた公判に出廷せず、行方が分からなくなっていることが分かった。
岐阜地裁はこの日の判決言い渡しを行わないまま閉廷した。
被告は昨年9月、関市で車を運転中、同乗者の現金11万円を盗むなどしたとして、同12月と今年1月に起訴された。
同地裁などによると、被告は今年11月4日に、名古屋高裁で保釈が認められた。
弁護人によると、被告は判決当日の23日午前、自宅で家族と口論になり、通報に基づき警察官が駆けつけたが、
「1人なら判決に行く」と言って車に乗った後、行方が分からなくなったという。
出口博章裁判官は、被告を30分間待ったが法廷に現れなかったため、そのまま閉廷した。今後の期日は未定という。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221223-OYT1T50496/