ボクシングのWBA&WBC&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)とWBO同級王者ポール・バトラー(34=英国)の4団体統一戦(13日、東京・有明アリーナ)の前日計量が行われ、両選手がパスした。
最初の計量で井上は53.55キロでまさかの約30グラムオーバー。しかしすぐに再計量に臨み53.45キロでパスした。対するバトラーは53.50キロでパスした。
初めて一発パスならずとなった井上は「初ですね。部屋の(体重計)もジムのもピッタリだったんですけど。予備計量をあれ(本計量と同じ体重計)でして、30グラムオーバーで部屋でつばを吐いていけるかと思ったんですけど」と苦笑い。
それでも約3分後に30グラム落として見せると「いろいろ作戦はある。火を噴く作戦も様子を見る作戦も。
向かい合って、そこでの直感で攻めていこうかと。バトラーの戦略は大体何となく(分かる)。決められたボクシングがあるので。自分は行くこともできるし、見ることもできるので」と決戦に向けて闘志をみなぎらせた。
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