和歌山市の和歌山県立和歌山商業高校野球部の男性監督(64)が10月、部員だった1年生の男子生徒(16)の頭部をバットでたたき、けがを負わせていたことがわかった。同部は2007年春の選抜高校野球大会に出場した強豪校。
被害届を受けた県警和歌山西署が傷害容疑で捜査している。
保護者や学校によると、監督は10月15日、同校グラウンドで練習中、ボールを持ってきた男子生徒に対し、「遅いんじゃ」などと言い、バットでヘルメットの頭頂部をたたいた。
男子生徒は頭部打撲の軽傷を負った。一度は練習に復帰したが、11月上旬に適応障害と診断され、退部した。
監督は暴行を認め、男子生徒と保護者に謝罪。現在は指導を自粛している。
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