米サンフランシスコ市議会は11月30日までに、警察が殺傷能力を持つロボットを使えるようにする政策案を8対3の賛成多数で承認した。
反対派は容疑者の安易な殺害や悪用につながりかねないと強い懸念を示している。米メディアが伝えた。
導入には近く行われる2度目の投票での承認や市長の署名が必要になる。
過去には2016年に南部テキサス州ダラスで、警察官5人を殺害した容疑者の潜伏先に警察がロボットを送り込み、爆破装置を起動して容疑者を殺害した例がある。
政策案では、実際の使用には警察幹部の許可が必要となる。反対票を投じた市議は議論の中で「(導入の)必要性はない」と訴えた。(共同)