労働傷病兵社会省傘下の海外労働者センター(Colab)は10日、ドイツ連邦雇用庁およびドイツ商工会議所との間で、「2022~2023年のベトナム人熟練労働者雇用プログラム」の展開を決定し、オンラインを通じて署名した。

応募条件は、短大卒以上で、情報技術や電子工学、食品加工、レストラン運営、ホテルなどの分野で最低2年の労働経験がある者。採用人数は公表されていない。ドイツで働いた場合の月給は3500ユーロ(約50万円)で、現地のスタッフと同様の福利厚生を受けることができるという。

同プログラムは、ドイツの経済・気候保護省から資金援助を受けており、労働者が手数料を払う必要がない。
さらに、労働者はドイツ語検定B1までの語学研修、ビザ取得費用、ドイツ当局での卒業証書承認に係る費用などのサポートも受けられる。

ドイツ国内では高齢化が進んでおり、若い労働者が不足。
ドイツ経済研究所のレポートによると、2030年までに500万人以上の労働者不足が発生するとされている。
なお、ベトナムは2015年から現在までに、約1000人の看護師をドイツに派遣している。

https://www.viet-jo.com/news/economy/221115123739.html